聖跡桜ヶ丘事件後に中野会会長銃撃事件と続く。

梅田駅前で日本不動産地所社長生島久次氏銃殺事件があった。
1996年の事件です。

日本不動産地所株式会社法人登記.pdf


日本不動産地所破産事件


平成21年(フ)第830号 
官報「2012-09-06」日発行
官報掲載場所「本紙(5880号)」の「25ページ」目
債務者・破産者「日本不動産地所株式会社」
住所「大阪府大阪市北区*****」
※公布後ニヶ月経過につき住所の表記を制限しています。詳しく知りたい方は官報をご覧ください。
破産情報
決定年月日 平成24年8月28日
主文 本件破産手続を終結する。
理由の要旨 配当が終了し、破産管財人の任務終了による計算の報告を目的とした債権者集会は終結した。
大阪地方裁判所第6民事部

宅見氏銃殺実行犯逮捕



 財津晴敏(2013年逮捕)


「中野会から、逃走資金として月100万円から300万円を受け取っていた。糖尿病の持病があるAが病院へ薬をもらいにいったところ、捕まりそうになった。それ以来、外出は極力控えました。相模原市のマンションに潜伏していたとき、Aの糖尿病が悪化した。食事がとれず、足が壊死(えし)してきた。毎日、栄養ドリンクを与え、足の包帯を取り換えましたが、06年の6月に死亡しました」
E9B3A5E5B18BE58E9F-thumbnail2 2006年A氏発見

2006年には日本不動産地所社長生島久次氏の護衛だったF氏が秋田で逮捕されています。

1 聖蹟桜ヶ丘地上げ事件のスポンサーがいる。
事件地上げで名前が出てくる人は大金を得ているわけですが、
なんども事件を繰り返していて、金があるのによく働くなと感じるわけです。
聖蹟桜ヶ丘事件で、M建設サザン企画側は証券関係の金主。
たいしてH氏側のスポンサーが日本不動産地所生島久次氏です。
(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40437?page=5 現代ビジネス記事

生島氏は菅谷組舎弟であったことがあり、
日本不動産地所社長として大成功をされていた方です。
その人が、聖蹟桜ヶ丘事件で一敗地にまみれた。
そのとうじ300億円の負債があったと言われていました。
負債ありとも資産もあるわけでして、事業家にとってどうということもないのですが、
聖蹟桜ヶ丘事件の勝敗は確かに背後のヤクザの存在が大きかった。
(カーロファクトリーはK会)
日本不動産地所という会社は飛鳥会や天野組とのつきあいで関西では超有名会社。
そういう部分で東京では知られていなかったかもしれない。
「光誉実業」「岸不動産」みたいなものです。
生島氏はこの地上げ事件などで自分の不動産業のためにも現役復帰を図ったとされます。
その行き先に中野会が取りざたされていた。

最近露骨にヤクザが出資金詐欺を行っている。
地上げ事件もヤクザそのものが起こしているではないのと言うのが見えてきた。
ヤクザが背後でなく、ヤクザが犯罪集団と成りマフィアとなっている。

そういう時代の境目があったとすれば、スルガコーポレーション事件でしょう。

スルガコーポレーション社長と高校同級生K氏と弘道会T氏。
そして、滋賀の淡路興業が弘道会に参加することになったのも背後に昭和バブルの
地上げ負債があったということです。
その物件はスルガコーポレーションという箱企業所有になっていた。

時系列

1996年7月 京都にて中野太郎氏襲撃される。会津小鉄会系の襲撃とされている
        (襲撃部隊に他団体もいたともいわれている。)
1996年   中野会襲撃事件後梅田駅前で生島氏銃殺される。
      襲撃した太田興業組員も二名生島氏護衛F氏反撃で射殺される。射殺犯Fは逃亡。

          ☆ 1997年会津小鉄会高山登久太郎氏引退。

1997年8月28日 夕方 神戸オリエンタルホテルで宅見勝氏銃殺される。実行犯は中野会組員。
         (同日午前中に宅見組が中野会を襲撃したという未確認情報あり。)
1997年暮れ 山健組組長K氏飯倉交差点にて拳銃不法所持の共謀共同正犯で逮捕される。

2006年 宅見氏銃殺事件実行犯グループ鳥屋原氏発見。F氏も秋田県で逮捕される。
2012年 日本不動産地所破算
2013年 実行犯財津晴敏氏逮捕

逃亡資金が必要です。
宅見氏銃殺犯は長期逃亡をしていました。一人は病気で動けない。
それでも逃亡を助ける資金があった。

2012年日本不動産地所が破産しましたが、経営が苦しくなった頃が2006年頃とします。
生島氏護衛F氏の逃亡資金も経費として大きい部分を占めているとする。
2013年日本不動産地所破産後に財津氏が発見され逮捕されましたが、逃走資金に窮していたようです。

抗争の前に経済闘争がある

日本不動産地所側の兵頭隆氏ととミナミ建設南勇二社長が聖蹟桜ヶ丘地上げで真正面からぶつかった。
兵頭隆氏側の弁護士が弁護士になりたての田邊勝巳弁護士でありました。

中野会後藤組が山口組東上作戦の尖兵として東京に乗り込んできたことは周知の事実。

聖蹟桜ヶ丘地上げで勝利したミナミ建設側は東栄住宅という受け皿を用意できた。
その東栄住宅と深い関係であったのがカーロファクトリーの遠藤氏である。
(のちに南平台地上げ脱税で逮捕、南平台は西松建設住友不動産で開発。小沢案件であった。
遠藤氏は極東組フロントとして知られる。)

やはり日本不動産地所とはなにかを考察せねばならない

太田興業 生島久次氏 大村幹雄氏  天野組 こういう関係性です。

さて堀政連合という山口組傘下団体がある。
この組織はヤクザ団体となる前に不動産屋を開業していたということです。
会津小鉄会T氏が不動産屋代表を認めて盃を呑んだという。
そういう事実があれば事件の見方も変わってくる。
堀政連合は不動産業者と言うことです。看板は後から付いてきた。
二足のわらじではない。二枚看板です。

人間関係というものを考察して事件がわかることがあるのではないか。
最近の不動産地上げ業界はヤクザとの距離感さえ失ってきた。
関東連合不動産部門とも言うべきものが実業家を気取っている。
マスコミとコラボして展覧会をする。時代であります。


(その3)に続く